こんにちは、理学療法士の須藤です。
今年は関東各地で記録的な積雪があり、寒さも一層厳しいように感じられます。
また例年同様流行していたインフルエンザやノロウイルスによる感染症は、
今月16日までで今シーズンの流行のピークを過ぎたとのこと(国立感染症研究所による)です。
さて、今回はそのような感染症を予防するための防御システムである
『免疫』について簡単にお話させていただきます。
まず、免疫とはなにか?
その定義は
“人体(自己)にとっての異物を『非自己』と認識し排除するシステム”です。
つまり、『非自己』であるウイルスや細菌など体外のものが、体内に侵入した際に
白血球などの免疫細胞が協力して異物を退治するシステムで、感染症から身を守ります。
では、免疫の状態を知るにはどうしたらよいのでしょうか?
チェックポイントを作成したので、○×で確認してみましょう
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①普段の体温が36℃以下である YES◯ or NO☓
②普段あまり運動をしない
③習慣的に激しい運動をしている (フルマラソンなど)
④夢中になって楽しめる趣味がない
⑤汗をかきやすい、または冷え性
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どうだったでしょうか?
一つでも当てはまる人は、免疫力が低下している可能性があるため注意が必要です。
免疫が低下しやすい人の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
①低体温の人 (平均は概ね36.5~37.0℃)
体温が1℃下がると免疫力は約37%低下します。
②運動習慣の少ない人
適度な運動を継続することで免疫細胞が活性化します。
③習慣的に激しい運動をしている人
フルマラソンなど激しい運動を行った後は一時的に免疫細胞の働きが低下します
④夢中になって楽しめる趣味が無い人
人間は“楽しさ”を感じると、免疫細胞を活性化させる働きのあるβ-エンドルフィンという物質が大量に放出されます。
⑤イライラしやすい人 汗をかきやすい、または冷え性の人
自律神経のバランスが崩れて交感神経優位になると免疫細胞が自己の身体を攻撃し、突発性難聴、過敏性大腸炎などの症状が出現します。
まとめると、、、、
免疫力を高めるためには、
“楽しく継続できて、適度な負荷の運動が一番!”
私も、最近寒くてサボっているランニングをそろそろ再開する予定です…。
適度な運動を楽しく続けながら、免疫力を高めて健康な体づくりに取り組みましょう。

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