自由が丘整形外科 リハビリハンドブック
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院内勉強会報告 ”modic変性”
こんにちは。
自由が丘整形外科、理学療法士の岩井です。

今日の内容は、先日行われた天本院長主催の院内勉強会のレポートです。
今回のお題は、"Modic変性"という背骨に起こる病変についてでした。

" Modic変性 "とは?

背骨と背骨の間にあるクッションの役割をする【椎間板】という部分の変性と、
それに加えて、背骨の前の部分を医療用語では椎体(ついたい)と言いますが、
その椎体を挟むようにある【椎体終板】という軟骨部分に変性がおこったものを言います。
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1)
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2)

1)http://livedoor.blogimg.jp/mugai_de_iai/imgs/9/2/92d1a158.jpgから抜粋
2)http://murakami-chiro.com/2013/06/3-8cdc.htmlから抜粋


Modic変性は病期別に3つのタイプに分けられていて、
急性期(type1)ではよく腰痛が起こると言われています。
そのうち75%で夜間に痛みが起こり、 寝返りなどで目が覚めることが多いと言われています。

MRIの画像では、椎間板と椎体終板に炎症症状が見られます。
また、レントゲン画像では、体を前屈、後屈したときに痛めている部分の背骨に不安定な状態が見られます。
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さらに、
血液検査では炎症値を表すCRPが高値を示したり、リウマチの患者さんでも起こる炎症サイトカインの値が高くなります。
これらは腰痛があっても、Modic変性がないと見られない所見です。

治療方法は、当院では炎症を治療するお薬(ステロイドやロキソニン)をお出しします。また、脊柱専門の病院で、炎症を起こしている部分に注射をする方法もあるそうです。詳しくは、主治医へお尋ねください。

腰痛があって、薬を飲んだりリハビリをしてもなかなか良くならない場合、こんな病変がおこっている可能性があるのです。
腰痛の病変にも、さまざまな病態があることを共有でき、有意義な時間でした。
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by jseikei3 | 2014-09-11 15:06